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百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]価格: 2,520円 レビュー評価:4.5 レビュー数:27 物質的な豊かさを求め人々はあらゆる努力し、文明を発達させ、様々な不可能を
可能としてきた。未開の地を切り開き、科学技術を発展させ、自然を克服してきた。
そして、多大なる成果を得た一方で、その副産物としてのつけや行きすぎ、人々の
争いや搾取がひどくなり、豊かさを追求するという本来の目的が逆に人類を不幸に
陥れるような事態が各地で頻発するようになった。
この本は、そういった行きすぎによる「つけ」の部分を100年の愚行として
象徴的な写真により、人々に訴えかける。教科書に出ていたような有名な写真も
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池上彰の20世紀を見にいく (DVDブック)価格: 1,680円 レビュー評価:5.0 レビュー数:4 池上彰さんの著作はどれも、その編集力に舌を巻く。
この本(DVD)も同様。
20世紀の前半(終戦前後まで)を、政治、経済だけでなく飛行船といった
変化球的な視点からあぶりだす。
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「怖い絵」で読む世界の歴史 (知的生きかた文庫)価格: 790円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 怖くない絵もたくさんありました。が、意味深長な絵がほとんどでした。どのような事件や経緯でこの絵が描かれたのかという解説を、絵を見ながら読むと、その歴史背景がすとんと理解できます。ずいぶん昔に勉強した世界史(日本史もはいっています)は無味乾燥な暗記でしたが、本書のような切り口で語られるとわかりやすく感じます。
著者は世界史の先生だそうで、「はじめに」に記載された本書のもくろみにしっかりとはまり、面白く読ませていただきました。
ひとつひとつの話は短いので、通勤時には最適です。もちろん受験生にも。 |
漫画版 世界の歴史〈1〉ペルシア帝国とローマ帝国 (集英社文庫)価格: 630円 レビュー評価:3.0 レビュー数:2 教科書が面白くて歴史好きになった、という大人はほとんどいないだろう。学習指導要領とやらでがんじがらめの教科書には、歴史を面白くする上で大切な、物語性というものが欠けているからだ。多くの大人が歴史小説を通じて歴史好きになっているのは十分な理由がある。
しかし、歴史小説は一つの時代や人物に焦点を当てるもので、世界史の大きな流れをざっとつかむのには適していない。勉強する気さえあれば、十巻、二十巻におよぶ優れた一般向けの歴史書もいくつも出ているが、読破するにはそれなりの時間と忍耐がいる。だから、学校で歴史が嫌いになった人はもちろん、歴史の好きな人でも、世界史の大きな流れにつ |
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神野の世界史劇場CD?ROM講義(2010年センター試験予想問題付)価格: 2,940円 レビュー評価:4.5 レビュー数:9 教科書に入るまえにやるといいですよZ他も流れをつかむものありますが冊数は多いし時間かかりますよね。そういう余裕ない人にはこれでざっと世界史の面白さを実感したらあとは教科書を読めば頭に入りやすいでしょう。いい本が出ましたな。 |
ガリア戦記 (講談社学術文庫)価格: 1,313円 レビュー評価:4.5 レビュー数:9 ヨーロッパとアメリカの成り立ちを考えるときにははずせない一冊です。地図や人名等の注釈が詳しくちょっとした辞典代わりになります。内容そのものは情勢、戦闘、戦後処理、本国との調整について簡潔に三人称で記してあるだけといってもいいのですが、それが逆にカエサルの隠された政治意思を浮き彫りにしているようです。
腐敗した共和制を大手術でよみがえらせようとした気迫が行間ににじみ出る快作と言えるでしょう。そしてその後のカエサルを歴史書で知ることのできる後世の人類全てへの警告の書でもあります。
この本にはなぜヒットラーが政権をとれたのか、ムッソリーニはあれほど敬愛されながら最後は惨たら |
漫画版 世界の歴史〈7〉アメリカ建国と清王朝 (集英社文庫)価格: 630円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 本書はアメリカの建国の祖「ワシントン」、中興の祖「リンカーン」、アメリカの経済発展の基礎たる自動車産業の祖「フォード」を扱い、別章に中国、インドの苦難を描いている。
もっとも本書から歴史の中軸として浮かび上がるのはスペイン、ポルトガル、オランダの没落とともに浮上した当時の大英帝国、つまりイギリスである。
イギリスの「三角貿易」という発想は当時では革新的だったに違いない。なにしろストレートにインドから土地を略奪することはしない。少しずつ侵食するわけだ。いや用語としては侵略だが侵食のほうがニュアンスが伝わると思う。また、中国ともはじめは仲良くしていて、麻薬を売りつけ |
漫画版 世界の歴史〈9〉ロシア革命と第二次世界大戦 (集英社文庫)価格: 630円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 教科書が面白くて歴史好きになった、という大人はほとんどいないだろう。教科書には、歴史を面白くする物語性が欠けているからだ。多くの大人が歴史小説を通じて歴史好きになっているのは十分な理由がある。
しかし、歴史小説は世界史の大きな流れをざっとつかむのには適していない。勉強する気さえあれば、十巻、二十巻におよぶ優れた一般向けの歴史書もいくつも出ているが、読破するには時間と忍耐がいる。その意味で漫画、しかも文庫版という手軽な形で世界史の大雑把な流れをつかむことができるこのシリーズは価値が高い。こんなに簡単に読めるようになってなお、世界史の「せ」の字も知らないのではもったいな |